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 リビアに関する報道

最近の主なリビア情勢(3月)
1日: 東部デルナで,化粧品販売店に仕掛けられた爆弾が爆発し,同建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
1日: 西部シルテで,「シルテ軍事評議会」議長を務める地元民兵組織の司令官1人が車両で移動していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
1日: 「高等選挙委員会」(HNEC)は,憲法起草委員会選挙の暫定結果を発表し,憲法起草委員会の定数60議席のうち,47議席分の当選者が確定したことを明らかにした。
2日: 東部ベンガジ郊外の空港道路沿いで,銃弾を受けた痕跡のある死体4体が発見され,治安当局はこれらの身元について特定を進めている。
2日: 東部ベンガジで,コプト教徒とされるエジプト人1人が雑貨店で働いていたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
2日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊兵士の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同兵士1人が死亡した。
2日: 東部ベンガジで,旧政権下の治安機関の元職員1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
2日: 東部ベンガジで,銃弾を受けた痕跡のある死体1体が発見され,治安当局がその身元について特定を進めたところ,コプト教徒とみられるエジプト人であることが判明した。
2日: 東部ベンガジで,地元建設企業と契約して「ベンガジメディカルセンター」の拡張工事に従事していたフランス人技師1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
2日: トリポリで,制憲議会の議事堂内にデモ隊が乱入し,同議員数人が暴行を受けて負傷した。
3日: 東部ベンガジで,「ベンガジ治安作戦室」所属部隊のメンバー1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
3日: 東部アブヤールで,銃弾を受けた痕跡のある死体4体が発見され,治安当局はこれらの身元について特定を進めている。
3日: 東部ベンガジで,空軍士官1人が身元不明の武装集団に誘拐され,翌4日に遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は誘拐後に殺害されたとみて捜査を進めている。
4日: トリポリ中心部で,自治省の庁舎が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同省職員が庁舎から出るよう脅迫されたが,死傷者は発生せず。
4日: トリポリ中心部で,国営放送局の建物が身元不明の武装集団から襲撃を受け,警備隊が応戦したが,死傷者は発生せず。
4日: 東部ベンガジの地元病院前で,男1人が上空に向けて猟銃を乱射したが,死傷者は発生せず。
同人は病院警備隊によって直ちに身柄を拘束された。
4日: 東部アジュダービヤの刑務所で,囚人11人が脱獄した。
地元治安機関が直ちに捜索を行い同2人の身柄を確保したが,残る9人については行方不明となっている。
4日: 東部ベンガジで,前日に何者かに誘拐された女性弁護士1人及びその夫が遺体で発見された。
いずれの遺体にも銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は誘拐後に殺害されたとみて捜査を進めている。
5日: トリポリ南部で,「旅券・国籍・外国人登録事務所」が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同職員2人が一時連行されたが,間もなく解放された。
5日: 1月30日に誘拐されたブーハマーダ国軍特殊部隊司令官の息子1人が無事解放されたことが明らかになった。
5日: 東部ベンガジで,空軍士官1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
5日: 東部ベンガジで,国軍第一歩兵師団の駐留施設が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
6日: リビア政府は,ニジェールからカダフィ三男サーディ・カダフィの身柄引渡しを受けた旨発表した。
7日: 東部デルナ東方約25キロのマトーバで,セメント工場付近に駐車中の車両に仕掛けられた爆弾2個が爆発し,2人が負傷した。
8日: 東部ベンガジで,元治安関係者1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
8日: トリポリで,「アルリーフィ銀行」ジュフラ支店の職員3人が身元不明の武装集団に誘拐された。
8日: 東部デルナで,地元モスクの元イマーム1人が何者かからの銃撃を受けて負傷した。
8日: 東部デルナで,検問所に仕掛けられた爆弾が爆発し,治安機関職員数人が負傷した。
8日: 東部ベンガジの「ティベスティホテル前」で,鞄に仕掛けられた爆発物が爆発し,通行していたモロッコ人1人が負傷した。
8日: 東部ベンガジで,レバノン人ビジネスマン1人が身元不明の武装集団に誘拐されそうになったため,抵抗したところ,同集団から銃撃を受けて死亡した。
8日: 北朝鮮国旗を掲げる石油タンカー「モーニング・グローリー号」が東部シドル港に入港した。
8日: 東部地域の自治を宣言した「バルカ自治政府」の報道官は,「モーニング・グローリー号」に約35万バレルの原油が搬入された旨発表した。
これに対し,ゼイダーン首相は,同タンカー側がリビア国軍の指示に従わない場合,武力攻撃も辞さない旨警告した。
9日: 東部ベンガジで,地元住民2人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は何者かに射殺されたとみて捜査を進めている。
9日: 東部ベンガジで,警戒中の警察官が何者かからの銃撃を受け,同1人が死亡,同1人が負傷した。
9日: 東部ベンガジで,警察官の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同1人が負傷した。
9日: 東部ベイダで,地元住民と民兵組織「2月17日旅団」との対立が武力衝突に発展し,双方合わせて数人が負傷した。
10日: トリポリ空港で,旅券事務所の職員1人が身元不明の武装集団から襲撃を受け,航空便の発着が一時見合わせとなる事態となった。
航空便は同日中に運航を再開した。
10日: 東部ベンガジで,治安機関職員の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同1人が負傷した。
10日: 東部ベンガジで,治安機関職員が何者かからの銃撃を受け,同1人が死亡,同1人が負傷した。
10日: 東部デルナで,インド人医師1人が遺体で発見された。
同医師は前日に職場の診療所を出た後に行方不明になっており,治安当局は何者かによる誘拐後に殺害されたとみて捜査を進めている。
10日: 西部ガリヤーンで,旧薬品工場の施設が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同集団と警備部隊との間で銃撃戦となったところ,同集団メンバー2人が死亡,同7人が逮捕された。
警部部隊メンバー1人も負傷した。
11日: 東部の「ワーディ・アル・アハマル地区」で,連邦主義勢力「バラカ自治政府」による武装集団とミスラタ民兵組織とみられる部隊が武力衝突した。
11日: 制憲議会はゼイダーン首相に対する不信任案を可決し,これを受けてシンニー国防相が首相代行を兼務することになった。
12日: 西部シルテで,「ザーウィヤ殉教者団」民兵の車両にロケット弾が着弾し,車両に乗車していた同民兵5人が死亡した。
12日: 東部ベンガジで,エジプト人1人が遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
12日: 東部ベンガジのベニーナ空港で,偽造ビザで入国を試みたエジプト人42人が拘束された。
その後,同エジプト人を密入国させようとしたとみられる集団が旅券事務所を襲撃したが,死傷者は発生せず。
13日: トリポリで今月10日に誘拐されたリビア中央銀行の行員1人及び警備員1人が無事解放された。
13日: 東部デルナで,イスラム主義組織に所属するとみられるグループが何者かからの銃撃を受け,同メンバー4人が死亡,同2人が負傷した。
13日: 東部デルナで,行方不明中のシリア人1人を含む4人が遺体で発見された。
14日: 東部デルナの海岸沿いの道路上で,車両の中から「ワハダ銀行」の行員2人が遺体で発見された。
いずれの遺体にも銃撃を受けた痕跡があったが,車内には現金が残されており,治安当局は殺害に至った背後関係を捜査している。
14日: 東部ジャロで,地元医療施設が身元不明の武装集団から襲撃を受け,医療機器が盗難又は破壊されたが,死傷者は発生せず。
14日: 東部ベンガジで,警察官が何者かからの銃撃を受け,同1人が負傷した。
14日: 東部ベンガジで,治安機関職員1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
14日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
14日: 東部ベンガジで,駐車車両に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
14日: 東部ベンガジ南方約50キロのガミナスで,死体1体が発見され,治安当局はその身元について捜査を進めている。
14日: 衛星テレビ局「リビア・アフラール」は,何者かから脅迫を受けたとして,トリポリ,ベンガジの両支局を一時閉鎖した。
14日: 東部デルナで,地元中学校の校舎に身元不明の武装集団が押し入り,書籍,家具等に放火したが,死傷者は発生せず。
15日: 東部ベンガジで,地元病院が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
16日: 東部ベンガジで,空軍パイロットの車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同1人が死亡した。
16日: トリポリで,労働省庁舎の副大臣オフィスに暴徒が侵入したが,死傷者は発生せず。
16日: 公海上を航行中の石油タンカー「モーニング・グローリー号」が米国特殊部隊によって制圧され,その後リビア沖に向けて曳航された。
17日: 東部ベンガジで,国軍士官学校付近に駐車中の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同学生11人が死亡,同数人が負傷した。
当時,同校では卒業式典が行われており,式典終了後に爆発が発生した。
17日: 東部ベンガジで,アフリカ人2人が遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
17日: 東部ベンガジで,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体頭部には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
17日: 東部ベンガジで,地元住民1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
17日: トリポリで,「刑事捜査局」の職員1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
17日: 東部デルナで,イスラム過激主義者と目される地元住民1人が遺体で発見された。
同人は,同地で相次ぐ暗殺事案に関与していたとみられており,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
17日: 東部ベンガジで,エジプト人2人が身元不明の武装集団に誘拐された。
18日: 西部シルテで,シルテ大学医学部のイラク人教授が自宅近辺の車両の中から遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は通勤途中に殺害されたとみて捜査を進めている。
18日: トリポリで,国軍兵士1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
19日: 東部ベンガジで,警戒中の治安部隊が何者かからの銃撃を受け,同2人が死亡した。
19日: 東部デルナで,死体2体が発見され,治安当局がこれらの身元について特定を進めたところ,うち1体については地元住民の1人であることが判明した。
19日: トリポリで,サーイド前内務副大臣が身元不明の武装集団に誘拐された。
19日: 東部ベンガジで,地元テレビ放送局のクルー1人が自宅前で何者かからの銃撃を受けたが,同クルーにけがはなかった。
20日: 東部アジュダービヤで,地元治安機関職員の息子1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
20日: 東部ベンガジで,海軍兵士1人が遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
20日: 東部ベンガジで,地元テレビ放送局の車両2台に仕掛けられた爆弾2個が相次ぎ爆発したが,死傷者は発生せず。
21日: トリポリ空港で,滑走路及び格納庫前にロケット弾2発が着弾し,滑走路が一部損傷した。
同損傷を受け,同空港定期便が相次ぎ運航を見合わせ,空港施設が一時閉鎖された。
21日: 東部ベンガジで,国軍施設が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
21日: トリポリで,警察官1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
21日: 東部デルナで,海軍兵士1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
21日: トリポリ空港道路沿いに所在する情報機関の庁舎付近にロケット弾が着弾したが,死傷者は発生せず。
21日: トリポリで,在リビア・チュニジア大使館のチュニジア人外交官が車両を運転していたところ,身元不明の武装集団に誘拐された。
21日~
22日:
東部アジュダービヤで,連邦主義勢力による部隊と国軍部隊が交戦し,双方合わせて16人が負傷した。
22日: 東部トブルクで,同地の下水処理システムの工事に従事していたイタリア人技師1人が行方不明になった。
間もなく同人が運転していた車両が発見され,車内には同車両の鍵や同氏の所持品が残されており,治安当局は誘拐された可能性があるとみて捜査を進めている。
22日: 東部ベンガジで,地元石油会社の本社建物が身元不明の武装集団から襲撃を受けて一時占拠された。
22日: 米軍に曳航された石油タンカー「モーニング・グローリー号」が西部ザーウィヤ港に入港し,乗組員の身柄がリビア政府側に引き渡された。
23日: トリポリ空港で,敷地内にロケット弾が着弾したが,死傷者は発生せず。
23日: 東部ベンガジで,国軍兵士1人が何者かから銃撃を受けて死亡した。
23日: 東部ベンガジで,地元衛星放送局のカメラマン1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
23日: 東部デルナで,地元携帯会社の現金輸送車が身元不明の武装集団から襲撃を受け,75万ディナール(約6,000万円)相当の現金が強奪された。
24日: 東部ベンガジで,地元治安機関の幹部1人が自宅前で身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
24日: 西部シルテで,少年1人が身元不明の武装集団に誘拐されたが,同日午後になって無事解放された。
24日: トリポリで,リビア中央銀行の行員1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
同行員は26日になって解放されたが,身柄拘束中に暴行を受けた上で銃で足を撃たれていた。
25日: 東部ベンガジで,地元高級ホテルの元支配人が自宅を出たところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
25日: 制憲議会は,シンニー国防相の首相代行期間を更に2週間延長する決議を下した。
同期間は当初,ゼイダーン前首相の不信任案が可決された3月11日から2週間以内とされていた。
26日: 南部オバリで,「北アフリカ銀行」の地元支店行員1人が帰宅していたところ,身元不明の武装集団に誘拐された。
その後,誘拐グループとみられる同集団に身代金が支払われ,同行員は29日夜になって無事解放された。
26日: 東部ベンガジで,地元病院が身元不明の武装集団から襲撃を受けて,医師1人が負傷した。
27日: 東部ベンガジで,公共サービス事務所が身元不明の武装集団から襲撃を受けて放火されたが,死傷者は発生せず。
27日: 南部の「バルク・アル・シャーティ地区」で,地元の聖廟に仕掛けられた爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
27日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
27日: 東部アジュダービヤで,地元小学校の校舎に仕掛けられた爆弾が発見されたが,同爆弾は治安当局によって解体された。
27日: 東部デルナの住宅街で爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
28日: トリポリ空港道路沿いで,国軍参謀本部庁舎が身元不明の武装集団から襲撃を受けて,保管されていた機材及び武器が強奪されたが,死傷者は発生せず。
28日: 東部ベンガジで,スーダン人1人が雑貨店で勤務していたところ,強盗に押し入ったとみられる武装した2人組から襲撃を受けて死亡した。
28日: 東部ベンガジで,国軍情報局の職員1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
28日: 東部ベンガジで,アジュダービヤ地方裁判所の元所長が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
28日: 東部ベンガジで,車両展示場付近に仕掛けられた爆弾が爆発し,車両多数が損傷したが,死傷者は発生せず。
28日: 東部ベンガジで,路上店舗付近に仕掛けられた爆弾が爆発し,複数の同店舗が損壊したが,死傷者は発生せず。
29日: トリポリで,青年・スポーツ省庁舎が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同省職員が一時待避する事態となったが,死傷者は発生せず。
29日: トリポリで,地元治安機関の報道官1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
29日: 東部ジャロで,農場の樹木が何者かに放火されたが,死傷者は発生せず。
29日: 東部ベンガジで,コプト教徒とみられるエジプト人1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
29日: 東部アジュダービヤで,連邦主義勢力系「バラカ・テレビ」のマネージャーの車両に仕掛けられた爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
29日: トリポリ空港道路沿いで,元「トリポリ最高治安委員会」代表のハーシム・バシャールの兄弟1人が身元不明の武装集団に誘拐され,その後,同1人は遺体で発見された。
29日: トリポリで地元住民2人が身元不明の武装集団に誘拐された。
29日: 西部シルテで,市民登録事務所に身元不明の武装集団が押し入り,パソコン等の事務所機材及び現金が強奪されたが,死傷者は発生せず。
30日: 南部セブハで,地元住民1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
30日: 東部アジュダービヤで,地元治安機関の幹部1人が外出していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて身柄を拘束されそうになったが,現場に急行した治安部隊によって無事救出された。
31日: 東部ベンガジで,空軍兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
31日: 西部ミズダ郊外で,聖廟3か所に仕掛けられた爆弾が相次ぎ爆発し,地元住民1人が負傷した。
2014/4/2更新

最近の主なリビア情勢(2月)
1日: 東部ベンガジで,国軍指揮下の民兵部隊の民兵2人が身元不明の武装集団に誘拐された。
1日: 東部ベンガジで,銃弾を受けた痕跡のある死体1体が発見され,治安当局はその身元について捜査を進めている。
1日: 南部の油田地帯付近で武力衝突が発生し,死傷者が発生したほか,周辺の発電施設の一部が被弾して火災が発生した。
1日: トリポリ西部の刑務所で,看守が囚人約200人に朝食を配膳していたところ,この隙に乗じて囚人54人が脱獄した。
司法警察及び国軍部隊のメンバーが直ちに捜索を行ったが,脱獄囚の多くが行方不明となっている。
2日: 南部クフラで,住宅地にロケット弾が着弾し,地元住民2人が死亡,同1人が負傷した。
2日: 東部デルナで,元民兵1人の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同民兵が死亡した。
3日: 東部デルナ郊外で,空軍幹部1人が車両を運転していたところ,何者かからの銃撃を受けて死亡した。
3日: 東部デルナで,建設機材販売店を経営する地元住民1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
3日: 東部ベンガジで,地元病院に来院した患者1人が院内で無差別に発砲し,医療スタッフ1人が負傷した。
3日: 東部ベンガジで,地元住民1人が車両を運転していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
3日: 西部シルテで,空軍管理下の施設が身元不明の武装集団から襲撃を受け,車両2台及び保管されていた武器が強奪されたが,死傷者は発生せず。
3日: 南部セブハで,「経済活動許可事務所」が身元不明の武装集団から襲撃を受け,パソコン,コピー機,カメラ,変電設備等が強奪されたが,支障は発生せず。
3日: 東部ベンガジで,地元宗教指導者1人が何者かからの銃撃を受けて負傷した。
4日: 西部シルテで,学校の校庭に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
4日: 東部「ジャバル・アハダル地区」の地元刑務所で,収容中の囚人が脱獄を図って建物に放火したところ,同建物が崩壊し,警備員1人及び囚人6人が負傷した。
脱獄しようとした囚人は,近隣都市から駆け付けた治安部隊によっていずれも確保された。
4日: 東部ベンガジで,地元病院が身元不明の武装集団から襲撃を受け,警備車両3台が放火されたが,死傷者は発生せず。
4日: 東部ジャロで,「石油施設警備隊」指揮下の民兵部隊の拠点施設が身元不明の武装集団から襲撃を受け,民兵3人が負傷したほか,施設内の設備が破壊又は強奪された。
4日: 東部ベンガジで,警察署の建物に投げ付けられた爆弾が爆発し,警察官1人が負傷したほか,建物及び周辺に駐車中の車両が一部損壊した。
5日: 東部ベンガジで,トルコ建設会社の事務所にRPG弾が着弾し,事務所建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
同社は「ベンガジ大学」で施設のメンテナンス工事を請け負っており,同大学構内に事務所を構えていた。
5日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が遺体で発見された。
遺体には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
5日: 東部ベンガジで,地元テレビ局「リビア・アル・アハラール」の事務所が襲撃を受け,機材の一部が破壊されたが,死傷者は発生せず。
5日: 東部ベンガジで,私立小学校の校庭に外部から爆弾が投げ入れられ,同爆弾が爆発したところ,児童12人が負傷した。
5日: 東部ベンガジで,治安機関職員1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
5日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が遺体で発見された。
遺体には暴行を受けた形跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
6日: 東部ベンガジで,地元民兵組織の拠点施設に投げ込まれた爆弾が爆発し,民兵数人が負傷した。
6日: 東部ベンガジで,制憲議会の解散を求める活動家1人が車両で移動していたところ,同車両付近で爆弾が爆発して負傷した。
7日: リビア各地で,同日をもって任期が切れるとされる制憲議会の任期延長に対する抗議デモが相次いだが,いずれも事前の予想より小規模であり,治安事案の発生も確認されることなく,おおむね平和的に行われた。
7日: 南部クフラで,「クフラ共同治安作戦室」指揮下の民兵部隊が身元不明の武装集団と交戦し,付近にいた住民3人が負傷した。
7日: 東部ベンガジで,旧政権下の情報機関の元職員1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
7日: 東部デルナで,地元裁判所の判事1人が車両を運転していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
7日: 東部ベンガジで,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体頭部には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
7日: 東部ベンガジで,地元宗教指導者1人が帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
7日: 東部アジュダービヤで,地元評議会の本部建物が身元不明の武装集団から襲撃を受けて放火されたが,死傷者は発生せず。
8日: トリポリで活動家3人が身元不明の武装集団に誘拐された。
8日: 東部ベンガジのベニーナ国際空港で,偵察中の空軍士官1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
8日: 東部ベンガジで,国軍士官1人が基地施設の敷地外で身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
8日: 東部デルナで,前検事総長が自宅前で何者かからの銃撃を受けて死亡した。
同人は,キーブ暫定内閣及びゼイダーン内閣の下で検事総長を務めていたが,昨年3月に健康上の理由で辞任していた。
9日: 東部デルナで,民間人1人が遺体で発見された。
同人は数日前,車両を運転していた際に何者かに誘拐されたとみられ,遺体には暴行を受けた痕跡があった。
9日: 東部ベンガジで,車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,周辺の車両が多数損傷したが,死傷者は発生せず。
9日: 東部ベンガジで,飲食店に仕掛けられた爆弾が爆発し,同建物が一部損壊したほか,周辺車両8台が損傷したが,死傷者は発生せず。
9日: トリポリ近郊の空港道路で,地元テレビ局「ワタニーヤ・テレビ」のセブハ支局取材クルー3人がトリポリ空港に向かっていたところ,身元不明の武装集団に誘拐された。
同3人は今月23日に無事解放された。
9日: 東部デルナで,地元旅券事務所の所長が礼拝を終えて帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
10日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
10日: 東部ベンガジで,住宅街の建物内部に保管されていた爆弾が爆発し,2人が死亡,3人が負傷した。
10日: 南部セブハで,変電施設が身元不明の武装集団から襲撃を受けて操業を停止したが,死傷者は発生せず。
本件襲撃によりセブハ及びその周辺地区で一時,停電が発生した。
10日: トリポリ中心部の「ラディソンブルーホテル」に隣接するカフェで,地元紙「タラーブルス」編集長兼「リビア通信」記者のジャーナリスト1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
同ジャーナリストは翌11日午後に無事解放された。
11日: 西部ズリテンで,刑務所がズリテン及びミスラタの民兵集団から襲撃を受け,囚人42人が脱獄して同民兵集団と共にミスラタ方面へ逃走した。
11日: トリポリ西部で,地元テレビ局「アーシマ・テレビ」の建物にRPG弾3発が着弾し,建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
11日: 西部タルフーナで,市民登録事務所に身元不明の武装集団が押し入り,パソコン等の事務所機材が強奪されたが,死傷者は発生せず。
12日: 南部セブハで,民家にロケット弾が着弾し,住民1人が死亡,同2人が負傷した。
12日: 東部ベンガジで,銃弾を受けた痕跡のある死体1体が発見され,治安当局はその身元について捜査を進めている。
12日: 南部セブハで,学校の校庭にロケット弾が着弾したが,死傷者は発生せず。
13日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の下士官1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
13日: 東部ベンガジで,携帯電話会社「リビアーナ」の地元事務所の警備責任者1人が車両で移動していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受け,同責任者及び運転手1人が死亡した。
14日: 東部ベンガジで,警察官1人が自宅前で何者かからの銃撃を受けて負傷した。
14日: 西部ズリテンで,地元刑務所から囚人90人が一斉脱獄し,看守3人が負傷した。
治安当局が捜索活動を行い,数人を拘束したが,脱獄囚の大半は行方不明となっている。
16日: 東部ベンガジの地元小学校付近で,児童1人が何者かに誘拐されたが,同日夜になって無事解放された。
16日: 東部ベンガジで,車両に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
16日: 東部ベンガジで,旧政権下の情報機関「対外治安局」の元職員1人が自宅前で身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
17日: 東部ベンガジで,民間ボランティア団体の事務所に仕掛けられた爆弾が爆発し,同建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
17日: 東部ベンガジで,国軍第一歩兵旅団に所属する兵士1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
18日: トリポリ西部で,地元テレビ局「アーシマ・テレビ」の建物にロケット弾が着弾し,建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
18日: 南部オバリで,国軍士官1人が自宅前で身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
19日: 東部ベンガジの地元裁判所付近で,同判事の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,判事1人が負傷した。
同判事は地元病院で手当を受けていたが,翌20日になって死亡した。
19日: 南部クフラで,住宅地に迫撃砲弾が着弾し,地元住民2人が死亡,同4人が負傷した。
19日: 東部ベンガジで,地元住民1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
20日: 東部デルナで,憲法起草委員会選挙の投票所5か所に仕掛けられた爆弾が相次ぎ爆発し,いずれの投票所建物も一部損壊したが,死傷者は発生せず。
20日: 東部ベンガジで,憲法起草委員会選挙の投票所前に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
20日: 東部ベンガジで,治安機関職員1人が自宅前で身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
20日: 東部デルナで,憲法起草委員会選挙の投票所1か所に4人組の武装グループが押し入り,選挙スタッフの投票所への立入りを阻んだ上で投票所を閉鎖するよう要求した。
20日: 憲法起草委員会を設置するための選挙の投票が全土一斉に行われ,一部の投票所で選挙ボイコット及び治安上の理由から投票が行われなかったものの,投票自体は無事終了した。
選管に当たる「高等選挙委員会」は投票率が45%であり,開所しなかった投票所においては後日,改めて投票を実施する旨発表した。
21日: 東部ベンガジで,地元警察署が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
21日: 東部ベンガジの地元病院付近で,国軍特殊部隊の下士官2人が身元不明の武装集団に誘拐された。
誘拐時,同2人は入院中の同僚の見舞いに向かっていたが,24日午後になって無事解放された。
21日: トリポリで,ジュマア・サーイフ制憲議会議員の息子1人が何者かに誘拐された。
21日: 東部ベンガジで,治安機関職員1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
22日: 東部ベンガジで,チュニジア総領事館にRPG弾が着弾したが,死傷者は発生せず。
22日: 東部ベンガジで,地元で著名な医師の息子1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
22日: 東部ベンガジで,国軍兵士の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同兵士1人が死亡した。
23日: 東部ベンガジで,バングラデシュ人3人が身元不明の武装集団に誘拐された。
国軍特殊部隊が同3人の行方を捜索したところ,翌24日になっていずれも無事解放された。
23日: 今月9日にトリポリ近郊で誘拐された地元テレビ局「ワタニーヤ・テレビ」セブハ支局の取材クルー3人が解放された。
23日: 先月27日にベンガジで誘拐された携帯電話会社「リビアーナ」の職員1人が無事解放された。
23日: トリポリで,高等教育省管轄下の「技術・情報事務所」の所長が帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
23日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が遺体で発見された。
遺体の胸部等には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
24日: 東部ベンガジで,空港警備隊職員1人が出勤のため車両を運転していたところ,何者かからの銃撃を受けたが,けがはなかった。
24日: 東部ベンガジ近郊の海岸で,エジプト人7人が遺体で発見された。
いずれの遺体にも銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
24日: 東部デルナで,デルナ港の警備任務に就いていた民兵部隊が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同民兵1人が負傷した。
24日: 西部バニ・ワリードで,旧政権時代の治安機関の元職員1人が自宅前で何者かからの銃撃を受けて死亡した。
24日: 西部バニ・ワリードで,地元地方評議会の建物が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同建物が放火された上で一部損壊したが,死傷者は発生せず。
25日: 東部ベンガジで,警察官が車両を運転していたところ,何者から銃撃を受けて,乗車していた1人が死亡,同1人が負傷した。
25日: 東部ベンガジで,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
26日: 東部ベンガジの地元病院前で,警察官1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
26日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
26日: 東部ベンガジで,元警察官1人が自宅前で何者かからの銃撃を受けて死亡した。
26日: トリポリで,地元NGOの副代表が民兵グループとみられる武装集団から襲撃を受けて死亡した。
26日: 東部デルナで,治安機関職員1人が礼拝から帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
26日: 東部ベンガジで,国軍兵士1人が車両を運転していたところ,何者かからの銃撃を受けて死亡した。
26日: 東部ベンガジで,国防省ベンガジ支局の庁舎が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
26日: 東部ベンガジで,「ザーウィヤ殉教者旅団」の民兵1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
26日: 憲法起草委員会を設置するための選挙の再投票が一部地域で行われたが,一部の投票所では,20日と同様,選挙ボイコット及び治安上の理由から投票が行われなかった。
27日: 東部ベンガジで,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体には暴行を受けた形跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
27日: 東部ベンガジで,「リビア航空」の職員1人が何者かからの銃撃を受けて負傷した。
27日: 南部クフラで,地元治安機関の不法移民摘発部門に所属する職員1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
3月2日になって同職員とみられる遺体が発見された。
27日: トリポリ中心部の制憲議会の議事堂前で,国軍兵士2人が,車両2台に分乗した武装集団から襲撃を受けて負傷した。
28日: 東部アジュダービヤで,地元地方評議会の建物にRPG弾が着弾し,同建物が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
28日: 東部ベンガジで,空軍部隊の指揮官1人が礼拝のため地元モスクに赴いていたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
28日: トリポリ空港道路沿いに位置する内務省庁舎が身元不明の武装集団から襲撃を受け,庁舎警備隊が応戦したところ,同武装集団メンバー1人が死亡した。
28日: トリポリ中心部に所在する当地モロッコ総領事館が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
2014/3/4更新

最近の主なリビア情勢(1月)
1日: 東部ベンガジで,国軍憲兵隊士官1人の車両に仕掛けられた爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
2日: 西部サブラータ近郊の海岸で、英国人男性1名及びニュージーランド人女性1名がそれぞれ遺体で発見された。
いずれの遺体にも銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は両名が何者かに射殺されたとの見方を強めて捜査を進めている。
2日: 南部セブハで,ベンガジのサッカーチームに所属する選手1人が遺体で発見された。治安当局は同選手が殺害されたとみて捜査を開始した。
3日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の士官1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
3日: 東部ベンガジで,情報機関の職員1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
3日: 南部クフラと東部ジャロを結ぶ主要道で,クフラ住民10人が身元不明の武装集団に誘拐された。
3日: 東部ベンガジで,国軍指揮下の民兵部隊「リビアシールド」の民兵1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
3日: 東部デルナで,少数民族「タワルガ族」出身の地元住民1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
4日: 西部シルテ近郊で,銃撃を受けた痕跡のある死体1体が発見され,地元警察が身元を調べたところ,5日前から行方不明となっていたエジプト人男性であることが判明した。
4日: 東部ベンガジで,地元住民1人が自宅前で武装した覆面姿の3人組に誘拐された。
5日: 東部デルナ近郊に所在する破棄された国軍基地で爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
5日: 東部ベンガジで,国軍兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
5日: 東部ベンガジで,地元紙編集長の息子1人が同編集長宅前で身元不明の武装集団に誘拐された。
5日: トリポリ中心部で,「国家治安局」ザーウィヤ支局長が首相府建物周辺で身元不明の武装集団に誘拐されたが,数時間後に解放された。
5日: トリポリ中心部の制憲議会議事堂に西部ザーウィヤ出身者による武装したデモ隊が押し寄せ,同周辺で発砲を繰り返したため,審議に出席していた同議員が一時退避する事態となった。
同デモ隊は,同日にトリポリ市内で誘拐された「国家治安局」ザーウィヤ支局長の解放を要求したが,同支局長が解放されると議事堂周辺から引き上げた。
6日: 東部ベンガジで,裁判所庁舎の警備室付近に仕掛けられた爆弾が爆発し,警備員1人が死亡,同1人が負傷したほか,庁舎が一部損壊した。
6日: 東部ベンガジで,エジプト総領事館が査証発給の受付終了時間に伴い同窓口を閉鎖したところ,これに抗議する来訪者の一部が同建物に向けて発砲した。
この結果,監視カメラ等の機材が破壊されたが,死傷者は発生せず。
6日: トリポリ西部郊外で,郵政公社の車両が武装した4人組から襲撃を受け,4万2,000リビアディナール相当の電話用プリペイドカードが強奪された。
6日: トリポリ郊外で,昨年8月に誘拐されて行方不明となっていた女性弁護士1人が遺体で発見された。遺体には暴行を受けた形跡があり,治安当局は同弁護士が殺害されたとみて捜査を進めている。
7日: 南部セブハで,少数民族「タワルガ族」出身の住民宅に軍服姿の武装集団が押し入り,憲法起草委員会選挙に立候補した住民1人を含む5人が誘拐された。
7日: 西部ミスラタで,地元住民1人が車両に乗り込もうとしたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
7日: 東部ベンガジで,携帯電話販売店の店内から同店長1人が遺体で発見された。
遺体頭部には銃弾を受けた痕跡があったが,店の現金及び商品には手が付けられた形跡が無いことから,治安当局は犯行動機を含め捜査を進めている。
7日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が遺体で発見された。
遺体には暴行を受けた形跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
7日: 東部ベンガジで,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
8日:
8日: トリポリで,法務省庁舎に元受刑者による集団が押し入り,旧政権下での刑務所生活への補償を要求した。
同省職員が一時退避する事態となったが,同集団は武装しておらず,死傷者は発生せず。
8日: 東部ベンガジで,「ワハダ銀行」の支店建物に仕掛けられた爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
8日: 南部セブハで,地元病院を警備していた治安部隊が身元不明の武装集団から襲撃を受け,双方が一時交戦したが,死傷者は発生せず。
8日: 東部デルナの商店街で爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
9日: 東部ベンガジで,地元警察署で犯罪捜査を担当する警察官1人が車両を運転していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
9日: 南部タラーゲンで,地元民兵組織の幹部1人(少数民族「アウラード・スレイマン族」出身)が同「タブー族」によるとみられる武装集団から襲撃を受けて死亡した。
10日: 西部ズリテンで地元住民同士が銃撃戦を交わし,2人が負傷した。
10日: 東部ベンガジの旧軍事基地付近で,放置車両に仕掛けられた爆弾が爆発したが,死傷者は発生せず。
10日: トリポリ近郊で,「最高治安委員会」の元地方幹部1人が空港道路を車両で通行していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
10日: 東部ベンガジ近郊で,国軍大佐1人が自宅で遺体となって発見された。
現場には争った形跡があり,治安当局は同大佐が何者かに殺害されたとみて捜査を進めている。
10日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊兵士1人の自宅前から爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
11日: 西部シルテで,ハッサン・アリー・アル・ダルーイー工業副大臣が礼拝を終えて帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
11日: 南部セブハで,少数民族「タブー族」と同「アウラード・スレイマン族」との間で武力衝突が発生し,保健省の翌日発表によれば,双方合わせて19人が死亡,45人以上が負傷した。
間もなくして国軍部隊及び部族長らによる代表団が到着し,双方を引き離すことで事態は沈静化した。
12日: 東部デルナで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
12日: 東部ベイダで,東部地域への自治導入を宣言した「セレナイカ自治政府」のバラアシィー同執行委員長が自宅で銃を所持した男1人から襲撃を受けた。
襲撃者は駆け付けた警察官に逮捕され,同委員長にけがはなかった。
12日: 西部シルテから約17キロの地点で,地元住民1人が遺体で発見された。
遺体頭部には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
12日: トリポリで,法務省・司法警察管轄下の「革命戦士」加入事務所の所長が身元不明の武装集団に誘拐された。
13日: 昨年9月にトリポリ市内で誘拐されたシンニー国防相の息子であるアブドラ・アル・シンニー氏が解放された。
13日: トリポリで,同西部「ジャンズール地区」の地元評議会関係者1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
14日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
14日: トリポリ中心部の制憲議会の議事会場前で,身元不明の武装集団が突然発砲を繰り返し,審議に出席中の議員が同会場から一時退避する事態となった。
14日: 東部ベンガジで,エジプト人3人が仕事を終えて帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて金品を強奪されたが,いずれもけがはなかった。
14日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
14日: 東部ベンガジ近郊で,警察の検問所が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
14日: 東部ベンガジで,警察官1人が車両を運転していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
15日: トリポリで,地元新聞社「リビア・アル・ジャディーダ」の編集長宅が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同建物の一部が損壊したが,死傷者は発生せず。
15日: 東部デルナで,政治活動家1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。同活動家は内戦で民兵として戦った経歴を有していた。
16日: 南部セブハから約30キロに位置する空軍基地が旧カダフィ派残党によるとみられる武装集団に制圧された。
リビア政府は民兵部隊に同基地の奪還を命じ,同基地は間もなくして奪還された。
17日: 東部ベンガジで,露店に仕掛けられた爆弾が発見され,地元警察の爆発物処理班が急行して解体に当たったところ,突然爆発し,同処理班メンバー1人が死亡,同3人が負傷した。
17日: 東部デルナ郊外で,道路工事に従事していたイタリア人2人が車両で現場を離れた後に行方不明となった。
治安当局は同2人が誘拐された可能性があるとして行方を追っている。
17日: 東部ベンガジで,国軍部隊の駐留施設が身元不明の武装集団から襲撃を受け,警備隊が応戦したところ,同集団は現場から逃走した。
本件襲撃による死傷者は発生せず。
17日: 南部の「サリール油田地帯」付近で,警戒中の国軍部隊が身元不明の武装集団から襲撃を受け,兵士3人が死亡した。
17日: トリポリで,国軍第4師団の駐留施設が身元不明の武装集団から襲撃を受けたが,死傷者は発生せず。
17日: トリポリで,麻薬密輸グループ同士が銃撃戦を交わし,駆け付けた警官隊が検挙しようとしたところ,警察官1人が銃撃を受けて死亡した。
17日: トリポリの「トリポリ中央病院」に身元不明の武装集団が押し入り,施設及び医療機材の一部が破壊されたが,死傷者は発生せず。
17日: 南部セブハで,少数民族「タブー族」と同「アウラード・スレイマン族」との間で武力衝突が発生し,2人が死亡,2人が負傷した。
17日: トリポリで,同西部「ジャンズール地区」の地元評議会関係者1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
17日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が礼拝を終えて帰宅していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
18日: トリポリで,イタリア人共同墓地に旧リビア国旗を手にした集団が押し寄せ,出入口の警備室を破壊したが,死傷者は発生せず。
18日: 南部クフラで地元住民1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
19日: トリポリで,イタリア人共同墓地に身元不明の武装集団が侵入し,警備車両が放火され,警備員1人が死亡した。
19日: トリポリで,憲法起草委員会選挙の立候補者1人の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同候補者が負傷した。
19日: トリポリで,治安部隊が,麻薬取引等の違法行為に関与した疑いのある武装集団と銃撃戦を交わし,治安部隊メンバー2人及び同武装集団メンバー9人が死亡,同武装集団メンバー9人が負傷した。
また,麻薬取引等に関与したとして30人が逮捕された。
19日: 東部ベンガジで,警察官1人の車両に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
19日: トリポリで,大韓貿易投資公社の韓国人職員1人が身元不明の武装集団に誘拐されたが,22日になって治安部隊の救出作戦により無事解放された。
20日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士2人が遺体で発見された。
いずれの遺体にも銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は2人が殺害されたとみて捜査を進めている。
20日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊兵士1人の自宅が身元不明の武装集団から襲撃を受け,同兵士の兄弟1人が負傷した。
20日: 南部セブハで武力衝突が発生し,54人が死亡,77人が負傷した。
20日: 南部クフラで,民家が身元不明の武装集団から襲撃を受け,地元住民1人が死亡した。
20日: 南部セブハから約30キロに位置する空軍基地が,車両15台に分乗した身元不明の武装集団から襲撃を受け,同基地の変電設備が破壊された上で一時占拠された。
20日~
21日:
南部クフラで,少数民族「タブー族」と同「ズワイ族」との間で武力衝突が発生し,双方いずれかの放った迫撃砲弾により地元住民2人が死亡,同3人が負傷した。
21日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊兵士の車両に仕掛けられた爆弾が爆発し,同兵士2人が死亡した。
21日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊の兵士1人が遺体で発見された。
遺体胸部には銃弾を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
21日: 東部ベンガジで地元住民1人が何者かからの銃撃を受けて死亡した。
21日: トリポリで,治安部隊が,麻薬取引等の違法行為に関与した疑いのある武装集団と銃撃戦を交わし,現場付近の地元住民1人が死亡,地元住民を含む15人が負傷した。
また,麻薬取引等に関与したとして少なくとも4人が逮捕された。
21日: 西部アジーラート近郊で,アジーラート及びサブラータ両都市の軍事委員会メンバーが身元不明の武装集団と交戦し,両軍事委員会メンバー6人が死亡,同17人以上が負傷した。
同武装集団側も5人が死亡,数十人が負傷した。
21日: トリポリで,イタリア人共同墓地に身元不明の武装集団が侵入し,墓石の一部が破壊されたが,死傷者は発生せず。
22日: 西部サブラータで,治安部隊がカダフィ派残党によるとみられる武装集団と交戦し,同武装集団メンバー5人が死亡した。
22日: 南部セブハで武力衝突が発生し,5人が死亡,40人が負傷した。
23日: トリポリ西部で,治安部隊が,麻薬取引等の違法行為に関与した疑いのある武装集団と銃撃戦を交わし,9人が死亡,20人以上が負傷した。
24日: 南部セブハで武力衝突が発生し,2人が死亡,5人が負傷した。
24日: 西部タルフーナで,地元民兵部隊が,カダフィ派残党によるとみられる武装集団と交戦したが,死傷者は発生せず。
24日: 西部サブラータ近郊で,2日前に誘拐された地元民兵組織の民兵1人が遺体で発見された。
遺体には銃撃を受けた痕跡があり,治安当局は殺害されたとみて捜査を進めている。
24日~
25日:
トリポリで,在リビア・エジプト大使館の外交官2人及び同職員3人の計5人が相次いで誘拐され,その後間もなく,誘拐グループが人質解放と引換に先日エジプト国内で拘束された民兵組織「リビア革命戦士作戦室」司令官1人の釈放を要求した。
27日になって同司令官が釈放されると,同5人も無事解放された。
25日: 西部アジーラートで,国軍部隊及び国軍指揮下の民兵部隊が身元不明の武装集団と交戦し,同武装集団メンバー6人が拘束された。
25日: 東部ベンガジで,今月4日に誘拐された実業家1人が遺体で発見された。
遺体には暴行を受けた痕跡があり,治安当局は同人が誘拐後に殺害されたとみて捜査を進めている。
25日: 東部ベンガジで,元「ベンガジ共同作戦治安室」報道官のアブドラ・ザーイディー大佐が身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
25日: 東部ベンガジで,モスク付近に仕掛けられた爆弾が爆発し,モスク並びに周辺の建物及び車両が一部損壊したが,死傷者は発生せず。
25日: 東部ベンガジで,報道関係者1人の車両に仕掛けられた爆弾が発見され,同爆弾は現場に急行した治安部隊により解体された。
25日: 南部セブハで,国軍部隊及び国軍指揮下の民兵部隊が身元不明の武装集団と交戦し,同武装集団メンバー4人が死亡,同4人が拘束されたほか,同武装集団の車両4台が押収された。
26日: 東部ベンガジで,情報機関職員1人が遺体で発見された。
遺体には暴行を受けた痕跡があり,治安当局は同人が殺害されたとみて捜査を進めている。
26日: トリポリ中心部で,地元携帯電話会社の代理店が身元不明の武装集団から襲撃を受け,店舗設備の一部が破壊又は強奪されたが,死傷者は発生せず。
26日: 南部クフラと東部ジャロを結ぶ道路上で,国軍部隊が身元不明の武装集団と交戦し,国軍兵士4人が死亡,同9人が負傷した。
26日: 西部ガリヤーン付近の町リヤーイナで,地元評議会議長が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
27日: 東部ベンガジで,空軍パイロット1人が自宅を出たところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けて負傷した。
27日: 東部ベンガジで,郵政公社職員1人が武装した3人組に誘拐された。
27日: 西部ズリテンで,地元病院の救急車1台が走行していたところ,何者かからの銃撃を受けたが,死傷者は発生せず。
27日: トリポリ近郊のトリポリ国際空港で,活動家2人が身元不明の武装集団に誘拐された。
28日: 南部セブハから約30キロに位置する空軍基地周辺で,国軍指揮下の民兵部隊がカダフィ派残党によるとみられる武装集団と交戦し,同武装集団メンバー18人が拘束された。
28日: 南部クフラで,カメラマン1人が現地取材していたところ,何者かからの銃撃を受けて負傷した。
29日: トリポリで,内相職を代行するアブドルカリーム第一副首相が車両で移動していたところ,何者かからの銃撃を受けたが,同副首相にけがはなかった。
30日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊司令官の息子1人が身元不明の武装集団に誘拐された。
30日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊が民兵組織と交戦し,1人が死亡,2人が負傷した。
30日: 東部ベンガジで,国軍特殊部隊兵士の息子1人が身元不明の武装集団から襲撃を受けて死亡した。
現場に居合わせた友人1人も負傷し,搬送先の病院で死亡した。
30日: 東部ベンガジで,地元住民2人が車両で移動していたところ,身元不明の武装集団から襲撃を受けていずれも死亡した。
30日: 「高等選挙委員会」は,2月20日を憲法起草委員会選挙の投票日に定めた旨発表した。
31日: 東部ベンガジで,元警察幹部1人が車両で移動していたところ,何者かからの銃撃を受けて負傷した。
31日: 東部ベンガジで,国軍憲兵隊に所属する運転手1人が車両を運転していたところ,何者かからの銃撃を受けて負傷した。
2014/2/5更新

2013年のリビアに関する報道はこちらをご覧下さい。


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